何曜日だっていざよいちゃん

世界は生きづらく、そして美しい。

埼玉と千葉の話

先週は下書きが消えてしまったため、心が折れてしまいました。

これから隔週になるかもしれません。

 

「翔んで埼玉」がネット上で話題になった2015年、私は所沢の大学に通っていました。

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 ネットってすごいですよね。山川純一もそうですけど(ここで出すのもなんですけど)何十年も前の注目されてたわけではない漫画が世に出てしまうのですから……。

話題になっていたため単行本も読みましたが、正直「打ち切りか?」と思うほど突然終わってしまい、アイデアと勢いだけかな……という印象でした。

そして千葉県民である私は、こうも思ったのです。

「この漫画は、千葉については触れないのか?」と。

東京と埼玉の格差、栃木や茨城へのさらなるディスりはあったものの、「埼玉と千葉、えらいのはどっち?」という永遠の議論があるなかで、魔夜峰央先生は千葉をスルーするのか……それ自体が千葉への攻撃なのか? とも思ったりしました。

 

 

そして先日、映画を観てきました。

ラストまでしっかりストーリーが描かれている上に、キャストも豪華で千葉代表を伊勢谷友介が演じるなんて……。

千葉は埼玉と並んでディスられ、ともに東京と闘う存在となっていました。

群馬のいじられ方がネットのそれと同じだったのには少し驚きました。時代ですね。

 

 

先ほども述べた通り「埼玉と千葉、えらいのはどっち?」議論は、永遠の議題になっています。

私は千葉県民として「千葉の方が素晴らしい!」と言うべきなのでしょうけど、正直これは「ケーキとラーメン、おいしいのはどっち?」と同じようなものだと思ってしまいます。

全く別物じゃねえか、と。

 

埼玉は観光名所が少ないと他県からも馬鹿にされ(私も正直、あまり思い出せないのですが)、駄埼玉と自ら言ってしまうダサさがあります。

だから埼玉県民は、買いものにしても友だちと遊ぶにしても東京に行ってしまうのです。埼玉から都内へのアクセスは、千葉からのアクセスに比べても抜群によいのです。

そこが千葉にはない、埼玉の魅力だと思います。

 

千葉から出ずに生きることはできても、埼玉から出ずに生きることはできません。

千葉にいれば買いものはららぽーとTOKYO-BAYに行けばいいし、遊びたければ東京ディズニーランドに行けばいいのです。

千葉が「名前を貸せ」と言ったのか、東京が「土地を貸せ」と言ったのか知りませんが、とにかく千葉にいるぶんには東京を感じることはできるのです。外国人が勘違いするだろうし、東京公演の会場が幕張メッセなの意味がわからないのに、千葉には東京があるのです。

私はここに重みを感じてしまうのです。他の千葉県民も同じように感じてしまうのではないでしょうか。

埼玉くらいなにもなければ、気楽に捨ててしまうことができるのに……。

「駄埼玉」みたいな呼び方も千葉にはないですからね。

あ、そうそう「チバラキ」って失礼じゃないですか? 茨城に。「なに茨城よりはうちの方がまし」みたいな顔してんだ、お前も都内近郊以外わりと田舎だろって思いません?

 

結局お前なにが言いたいの? って感じですが、

 

「埼玉と千葉」とか、もうこんな不毛な議論やめようよ。

どうせ東京や神奈川にはかなわないのよ……。

 

で締めさせていただきたいと思います。

地元愛はないのかと言われそうですが、なにかと「地元ラブ、マジ感謝チェケラ」って言っちゃうのって、ヤンキーっぽくて嫌なんですよね。

いろいろ見たうえで地元が好きならいいんですけど、地元しか知らないのにってなると世界狭い……と思ってしまって。

 

あ、千葉県民として映画「翔んで埼玉」に一つ言いたいのが(ちょっとネタバレ)

 

 

 

木更津ラバーの綾小路翔さんは、埼玉に寝返ってはいけないと思いました。