何曜日だっていざよいちゃん

世界は生きづらく、そして美しい。

恐るべき、彩の国(埼玉のゲテモノ飲料を飲んだ話)

私は千葉生まれ千葉育ちなのですが、大学時代はなぜかそれだけで『翔んで埼玉』のごとく迫害を受けました。
埼玉から通学している人も多かったため、卒業祝いのプレゼントで埼玉県民からこんなものをいただきました。


まずはこいつ、コバトンです。
埼玉県の県の鳥であるシラコバトをモチーフにした、埼玉県のマスコットなのだそうです。
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君さあ、イラストと顔違わん?

人なつこそうな笑顔はどこへやら、虚無に満ちた瞳に吸い込まれそうな印象で、素直に「かわいいやつだなー、ようこそ我が家へ!」などと言えないオーラを放っています。
それなりにかわいがってやろうと、一緒に『翔んで埼玉』を観に行きましたが。
プレゼントはこれだけではありません。コバトンは序章にすぎないのです。卒業生への餞とは思えないインパクトの代物が、袋の底(なぜかNEWDAYSのコンビニ袋だったと記憶しています)には眠っていたのです。

「いや、なんで今になって三月にもらったプレゼントの話してるの?」とお思いでしょう。
私はそれらにびっくりしたあまり、実家の冷蔵庫にキャプテン・アメリカのごとく眠らせていたのですが(そう、飲食物なのです)、先日九月三十日にやってきてしまったのです。
賞味期限。
ただでさえ恐ろしい味がしそうなのに、味の保証が切れてしまう……私はついに決意したのです、
飲まねば。



ここからはありがちな清涼飲料水のレポになります↓


①ほうじ茶サイダー

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二本あるうち、私が先に手にしたのはこちら。だってほうじ茶スイーツって今流行ってるし、コーラと同じような色してる安心感があるし(私はこのとき大変に、コーラが茶色であることに感謝しました。なんでもないようなことが、幸せなんだと思います)、わりといけるんじゃないか、と。
まず蓋を開け、香りを確認。うん、ほうじ茶の香り。これは普通のほうじ茶スイーツに違いない。確信した私はほんの少し、口に含みました。
やはりほうじ茶の香りは強く、豊潤に口に広がります。嗅覚とは鼻以外にも備わっているのだと、そのとき思いました。味も普通のサイダーです。しかし……サイダーの味の中にあるほうじ茶は、上品な和は感じられず「えっなにこれ、土?」としか思えない。まずくはない。だけど香りが土(と化してしまったほうじ茶)。

「サイダーはたたらばで、そなた(ほうじ茶)は森で生きよう」

と、打ち合わせでもしたかのように方向性が別れています。

来世もし嗅覚をお母さんのお腹に置いて生まれてきたら、もう一度飲んでみようと思うドリンクでした。

狭山茶コーラ

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これは本当に、ギリギリになるまで飲めませんでした。
これは茶の色じゃん。ていうか青汁に近いじゃん。青い汁じゃん。「メロンソーダと同じ色!」なんて無理でしょう。「着色料不使用」が不安要素になるケースなんて、ほかにあるでしょうか。きれいに染めていてほしかった。

蓋を開けます。炭酸の「プシュッ」という音すらも私を不安にさせます。
そして広がる香り……青臭い。
狭山茶って飲んだことないんだけど、もしかして青汁なんじゃないかな?
引き返したい気持ちが山々なのですが、ここまで来たからにはと口に含みます。

草。

青臭い、なんてものではない。口に広がる大草原。ああ、『翔んで埼玉』の通り、埼玉県民は本当にそのへんの草を食べているんだわ……。

いや、違う。大草原のなかで、私を呼ぶ小さな声が聞こえる。


「……シテ……コロシテ………」

き、君は………コーラ!!


狭山茶というキメラに取り込まれながら、自我を失うまいと足掻くコーラ。そう、さっきも君が茶色いことに感謝していたんだよ。幼い頃からそばにいてくれた、我が愛しのコーラ、君は何故に………。


ああ、なぜ神は(というか埼玉県民は)こんなにも残酷なことをするのでしょう。
しかし先人(なんのだよって話だけど)ナンシー関はこう言っていました。
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「ジュースに飲まれるな、ジュースを飲め!」

ナンシー関によると、飲みやすいジュースは軟弱。飲み込めないほどのジュースだけが、ホネのあるジュースなのだそうです。
伝統ある狭山名物とみんな大好きコーラをキメラにしてしまう、誰も喜ぶはずもない発想こそが、ホネのあるジュースなのです。
全てを許してしまうおおらかさ、ユーモア……ホネのあるジュースは、世界平和の象徴とも言えるのではないでしょうか。


ところで「最後の単行本」と書かれた本に掲載されているのが、ジュースのコラムって……最高じゃないですか?
さくらももこもそうでしたが、「えっこれが遺作?」と思わせるほどに最後まで作柄たっぷりな作家、憧れてしまいますよね。


狭山茶コーラは、来世人間の心を持たず草がおいしいと感じる埼玉県民に生まれたら、また飲んでみようと思います。
みなさんの周りにもきっと、ホネのあるジュースはいるはずです。

田舎の応援上映レポ。

8月17日に青葉の森公園芸術文化ホールで開催された

ボヘミアン・ラプソディ』の応援上映に行ってまいりました。

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チケット結構頑張ったよね。

「ボ・ラプ好き」って言っていながら、上映期間に応援上映に行けなかった私。

実家が千葉市内なので参加することにしました。

にしても、なかなかに絶妙なタイミング。ツムツムがコラボしてるし来日決まったけど、ちょっと冷めたころよね。

 

 

サイトによると

「演奏会や発表会、講演会などに対応した877席の本格的な多目的ホール

らしく、画面は小さく見えてしまう(広すぎて逆に)けれど音質がとてもよかったです。

席の埋まり具合は……うん……吹奏楽が上手い高校の定期演奏会の方が埋まってたかな。

 

アナウンス「まもなく上映が開始されます。

コスプレをされる方は二階に更衣室がございますので……」

さすがコスプレイベントを実施している青葉の森、慣れてますね。

あっ、ランニングのおじさん出てきた。これに似てた↓

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ちなみにその人しか、コスプレは確認していない。

「また、はじめてご覧になる方を考慮して、内容のネタバレはご遠慮下さい」

……ネタバレって、フレディがゲイとか? エイズとか? うーん、でも史実だからね。

「今回はサイリウムなどの使用は禁止しておりますが

フリ真似などされたい方は、サイドのスペースでお願いします」

あっ、さっきのランニングのおじさんだ! 暴れるぞ!

 

 

などとツッコんでいるうち、上映が開始。

私の想像していた応援上映って、話題になったアニメ映画『KING OF PRISM by PrettyRhythm』のような

\フレディ―!/ \ネコちゃんかわいいー!/ 

\踏まないでー! 気を付けてー!/ \ボウイキター!/

って感じだったんですけど、そんなことはなく、みなさん静かに鑑賞されていて。

それでも『Somebody to Love』が流れると手拍子、曲が終わると拍手。

あたたかい。

 

メンバー登場時もコールはなし。

でもマイアミ登場時、「汝をマイアミとする」のあとにはマイアミコールが起こりました。その後も、彼の登場のたびにマイアミコール。

千葉、マイアミが人気。

 

曲の度に手拍子は盛り上がりました。

We Will Rock You』で「ドンドンパッ」ができたので満足です。

私はブライアンの説明のなかで聞こえてきた、足踏みとささやきを聞いて、

ドンドン…ドンドン\パッ/ 「……まだ手拍子言われてないよ!」

なるほど、これがネタバレかな。と思いました。

 

一番の盛り上がりは、やはりライブエイドでしたね。(二番目はマイアミの各登場シーンです)。

 『RADIO GA GA』の手拍子も楽しかったです。マイアミとパンパンできるの。

あれライブビューイングだったんじゃないかな、ってくらい。

 

盛り上がり、そして『Don't Stop Me Now』。メンバーコールが起こります。

……今?

みんなガマンしてたのかな。ちなみにマイアミの次に人気なのはディーキーでした。

なかなか渋いぞ千葉県民。

 

 

田舎の応援上映に参加して思ったことは、

応援上映って初見で盛り上がることってわりと難しくて、『キンプリ』のように掛け声やルールがないと、なかなかにどう盛り上がったらいいものかわからないのかなあ、と。

手拍子も前知識(ドンドンパッ、くらいだとみんな知ってるだろうけど)ないとできませんしね、本物のライブみたいに。

『キンプリ』が訓練されすぎているのか、今回観客が少なかったのかはわかりませんが。サイド席ではランニングのおじさんが暴れてたかもね。

 

なにはともあれ見守り上映(もはや応援ではなかった)、楽しかったです~。

推しは熱いうちに推せ。

このツアーは、すでに我々のショウを観てくれているファンにとっては究極の祭典であり、まだ観たことがない者にとっては最後のチャンスとなる──

 

 

古参にも新参にも神対応

さすが45年活動をしているだけある。

 

Kissのラストツアーのお話をしています。

私は以前から申し上げているように聖飢魔IIをそれはそれは推していまして、しかしながら閣下も御年10万56歳ですし、いつまで活動できるのか……なんてたびたび考えてしまうのですが、そんな私を勇気づけてくれる存在が、

いまだ現役のKissでした。

楽曲に詳しいわけではないし、めちゃめちゃに聴いていたわけでもないのですが、

勝手に「ほら、Kiss現役だし! あと20年余裕っしょ!」と思っていた私は、ラストツアーに「終わりのはじまり」を感じてしまったのです。

 

聖飢魔IIの再結成は五年刻みだから、来年は見られるのかな~」とか思っていた矢先の「終わりのはじまり」。

しかし、推しがいつまでも推せる存在ではないということは、推しごとにおいて常に隣あわせのスリル、ショック、サスペンスじゃないか──という話をさせてください。

 

 

①卒業・引退・脱退

三次元推しの間でよく聞くワードですね。

宝塚の役者さんも「入ったということは卒業が待っている」状態だと聞きますからね。

アイドルだったら、グル―プ脱退後も活動を続けるにしても「変わってしまった彼を応援し続ける自信が……」となるでしょうし、

箱推しだったとしても「変わってしまった彼らを応援し以下略」となってしまいますよね。

 

 

②スキャンダル・逮捕

かわいいかわいい推しに、問題発覚。

「私が貢いだお金で女にいい思いさせてました~」とか

「その金を元手に法を犯してました~」とか言われたらもう、夢見る少女じゃいられない(物理)。

今まで通りの推しとして見るなんて無理だし、

だけど世間からバッシング受けてる推しはかわいそうだし、

なにもできない自分に自己嫌悪してしまうし……。

 

というか普通に人前出てこられなくて、見られなくなりますからね。

推しコンテンツの逮捕については、よかったらこちらも見てください。

 

izayoi1226.hatenablog.com

 

 

③単純に行く末が心配

「あなたその活動、いつまで続けてられるの?」ってことです。

バンドマンとかもそうかな、と思うんですけど、私が聞いたのはいわゆる2.5次元俳優と呼ばれる人たち。

前例がないんですよね。Youtuberもそうだろうな。

私も自分の推しに思うときがありますよ。イロモノ枠のままおじさんになってしまったおじさんとか、インディーズバンドのおじさんとか……。

 

 

④死

漫画でも推しが死ぬことはあるけどさ、三次元は別問題なんだよ……。

 

森岡賢の話をさせてください。 SOFT BALLETのキーボードだった人です。

彼のことは2016年2月のニコ生で知りました。

minus(-)という知らないバンドのライブに、平沢進が出演するというので観ました。

母と一緒に興味を持ち、8月にあるというminus(-)の初ツアー・東京公演のチケットを取りました。

しかし彼は、2016年6月に急逝してしまいました。

推しと言うには違うとは思うんですけど、本当に人って思いがけず亡くなることがあるし、いなくなったら二度と見られないんですよね。

 

 

自分の熱い思いと、活動している推し。

この二つが同じ国に生まれたミラクルロマンスで、推しごとはできるのです。

どちらかがない世界ではダメ。

 

じゃあいつ推すか? 今でしょ??

個性と多様性について。

ある人は「これは丸だ」と言うが、ある人は「これは三角だ」と言う。

遠くから見ると、それは円錐だった。

丸も三角も正解で、見方次第なのだ。という話があります。

 

「多様性」やら「個性」やらを叫ぶ現代。平成から令和に年号も変わりました。

しかし今の日本って双方をちょっと誤解しているような気がして、

「みんなが丸って言ってるし自分も丸だと思ってるけど、あの人は三角って言ってるんだよね。それはあの人の個性だし、こっちがなにか言ってケンカするのも嫌だから丸って言ってる人とだけつるんどこうかな」

って感じな気がするんですよ。

 

たしかに「三角とか頭おかしいんじゃない?」って言うのはタブーだという流れに時代がしてくれました。

だけど「三角って言う人はいるけど、自分は丸だと思う」という権利が奪われたわけではないと思うんです。

自分の意見を言わない、意見の違う人を最初からコミュニティの対象外にしてしまうのは、差別うんぬん以前にコミュニケーションをあきらめてしまっていて、だったら面と向かって「頭おかしい」と言った方がまだコミュニケーションとろうとしてたのか?

と考えてしまいます。

 

なんの話がしたかったって『俺のスカート、どこ行った?』なんですけど。

(『きのう何食べた?』や『腐女子、うっかりゲイに告る。』が同じクールでやってるのも、すげーなと思います)

二、三話でけっこう普通の学園ものになりつつありますけど、

マスクを外したくない少年と、「それが彼の個性だから」と言う教師に対して「それを個性で片づけるのは、コミュニケーションのスタートにも立っていない」と言ったり、

女装を生徒に笑われたことに対して「変なら変と言っても、見下すのはダサい」と言ったり(正確に覚えてはいないので、ニュアンスですが)、一話ののぶお(古田新太)は個性と多様性について、日本社会の「常識」にはないことをズバズバと言っていました。

 

あと、プリキュアです。プリキュアの多様化すごい。

前シリーズはアンドロイドや男の子がプリキュアになって、今回は宇宙人です。

前回の放送で宇宙人の羽衣ララが「たくさんの星を見てきて、そこにはたくさんの普通があった」(これも記憶とニュアンスです)と言っていて、「これだよなあ……」と思ってしまいました。

 

 

「個性」ってくくりは「孤立」や「孤独」を含んでいるように感じるんですよ。

冷たく突き放して「そっちは勝手にやれば?」って言われてる気がするんですよ。

「自分とは違う」と感じても、違う環境や価値観で過ごしてきた人の「あたり前」かもしれない。

「これがこの人の普通なんだ」と思う方が、多様性とはつきあいやすいと思うんです。

もう性別って男と女だけではないし、LGBTだけでもないんですよ?

これから日本にも海外の人がたくさんやってきて、見た目だけでなく宗教や価値観・生活が全く違う人たちと過ごすことになるんですよ?

「個性」って突き放してたら、自分の周りに誰もいなくなってしまうかもしれない。

 

「個性を大事にしよう!」「多様性の時代だ!」と叫ぶ声が怖いのです。

そのせいで誰かの「普通」が壊されてしまう気がするのです。

もうちょっと考えようよ、みんな。

埼玉と千葉の話

先週は下書きが消えてしまったため、心が折れてしまいました。

これから隔週になるかもしれません。

 

「翔んで埼玉」がネット上で話題になった2015年、私は所沢の大学に通っていました。

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 ネットってすごいですよね。山川純一もそうですけど(ここで出すのもなんですけど)何十年も前の注目されてたわけではない漫画が世に出てしまうのですから……。

話題になっていたため単行本も読みましたが、正直「打ち切りか?」と思うほど突然終わってしまい、アイデアと勢いだけかな……という印象でした。

そして千葉県民である私は、こうも思ったのです。

「この漫画は、千葉については触れないのか?」と。

東京と埼玉の格差、栃木や茨城へのさらなるディスりはあったものの、「埼玉と千葉、えらいのはどっち?」という永遠の議論があるなかで、魔夜峰央先生は千葉をスルーするのか……それ自体が千葉への攻撃なのか? とも思ったりしました。

 

 

そして先日、映画を観てきました。

ラストまでしっかりストーリーが描かれている上に、キャストも豪華で千葉代表を伊勢谷友介が演じるなんて……。

千葉は埼玉と並んでディスられ、ともに東京と闘う存在となっていました。

群馬のいじられ方がネットのそれと同じだったのには少し驚きました。時代ですね。

 

 

先ほども述べた通り「埼玉と千葉、えらいのはどっち?」議論は、永遠の議題になっています。

私は千葉県民として「千葉の方が素晴らしい!」と言うべきなのでしょうけど、正直これは「ケーキとラーメン、おいしいのはどっち?」と同じようなものだと思ってしまいます。

全く別物じゃねえか、と。

 

埼玉は観光名所が少ないと他県からも馬鹿にされ(私も正直、あまり思い出せないのですが)、駄埼玉と自ら言ってしまうダサさがあります。

だから埼玉県民は、買いものにしても友だちと遊ぶにしても東京に行ってしまうのです。埼玉から都内へのアクセスは、千葉からのアクセスに比べても抜群によいのです。

そこが千葉にはない、埼玉の魅力だと思います。

 

千葉から出ずに生きることはできても、埼玉から出ずに生きることはできません。

千葉にいれば買いものはららぽーとTOKYO-BAYに行けばいいし、遊びたければ東京ディズニーランドに行けばいいのです。

千葉が「名前を貸せ」と言ったのか、東京が「土地を貸せ」と言ったのか知りませんが、とにかく千葉にいるぶんには東京を感じることはできるのです。外国人が勘違いするだろうし、東京公演の会場が幕張メッセなの意味がわからないのに、千葉には東京があるのです。

私はここに重みを感じてしまうのです。他の千葉県民も同じように感じてしまうのではないでしょうか。

埼玉くらいなにもなければ、気楽に捨ててしまうことができるのに……。

「駄埼玉」みたいな呼び方も千葉にはないですからね。

あ、そうそう「チバラキ」って失礼じゃないですか? 茨城に。「なに茨城よりはうちの方がまし」みたいな顔してんだ、お前も都内近郊以外わりと田舎だろって思いません?

 

結局お前なにが言いたいの? って感じですが、

 

「埼玉と千葉」とか、もうこんな不毛な議論やめようよ。

どうせ東京や神奈川にはかなわないのよ……。

 

で締めさせていただきたいと思います。

地元愛はないのかと言われそうですが、なにかと「地元ラブ、マジ感謝チェケラ」って言っちゃうのって、ヤンキーっぽくて嫌なんですよね。

いろいろ見たうえで地元が好きならいいんですけど、地元しか知らないのにってなると世界狭い……と思ってしまって。

 

あ、千葉県民として映画「翔んで埼玉」に一つ言いたいのが(ちょっとネタバレ)

 

 

 

木更津ラバーの綾小路翔さんは、埼玉に寝返ってはいけないと思いました。

猫と映像作品の話。

キャプテン・マーベル』が猫映画というウワサは耳にしていたのですが、想像以上に猫映画でした。

アイコンを見ていただければおわかりいただけるかもしれませんが、私は大変に猫さんが大好きでございます。

あんなブログを書いたあとに『君の名は。』ではない方の瀧くんがあんなことになってしまった話もしたいところではありますが、心の安然のため今回は私セレクトの猫を堪能できる映画の話をしようと思います(偏りは激しいです)。

 

 

①『私は猫ストーカー

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2009年の作品で、浅生ハルミンさんのエッセイが原作です。

文字通り猫をストーカーしてしまう女性と、それをとりまく人々の話。

本物の町猫・家猫さんのご出演だそうで、いろいろな猫さんを堪能できます。

町で猫を見かけて追いかけてしまった経験、つい目で追ってしまう習慣のある方はぜひご覧ください。

主人公の鈍感ぶりが、若い女性としてどうかと思います。

 

 

②『グーグーだって猫である

 

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 ドラマにもなったようですが、今回は2008年の映画について。

原作は大島弓子さんのエッセイで、主人公も漫画家という設定ですが映画は違ったストーリー性のあるものになっています。

たくさんの猫ではなく、アメリカンショートヘアーのグーグーの成長をじっくり見る映画です。

結構恋愛要素がちりばめられているので、うっかりご家族と観られる作品だと思ってレンタルしないように……。

 

 

③『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』

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2016年のイギリスの伝記映画です。

ミュージシャンを目指しつつも社会からドロップアウトしそうになる若者が、一匹の野良猫に出会い再生していくストーリー。

本物のボブさんがご出演されています。

大きめの茶トラさんが肩に乗ったり、ハイタッチしてくれる様は猫好きをただただ癒します。

ネコは人間を救う。

 

 

④『ボヘミアン・ラプソディ

 

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2018年最高の映画。ストーリー・音楽・役者の再現度もさることながら、猫の映し方が本当にすばらしい。

それぞれのお皿でごはんを食べ、遠方のフレディに電話で声を聞かせ、主人の歌声を聞く……名脇役でありながら時としてスクリーン全てを占拠する猫様。

フレディ・マーキュリーは本当に猫好きだったようです。親友(意味深)がどことなく猫に似ているのにも注目してほしいです。

というか、こんなブログを読む時間があったら劇場に駆け込んでください。

 

 

番外編 その他おすすめの猫映像作品

『猫侍』

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2013年(シーズン2は2015年)のドラマ作品。

前職をリストラされた江戸の孤独な浪人が、ひょんなことから白猫と生活することになる話。

時代設定がガバガバな気がするのはさておき、かわいい白猫さんといかつい北村一輝さんのコントラストがまぶしい作品。

2014年には映画になり、なぜか南の島に行ってます。

 

 

岩合光昭の世界ネコ歩き』

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NHKのあれです。映画にもなってたんですね……。

様々な国の景色と猫さんが楽しめる、素敵な番組です。

猫好きだけでなく、猫が好きな猫番組だと思います。猫が食いついて観てるという話はよく聞きますし、うちの猫もつけると凝視してます。それだけリアルなのでしょうか。

 

 

 今回は貼りつけた動画の猫さんに癒され、書いていて幸せでした。

猫映画観ながら猫さんをもふもふするのも最高にオツですよ。

おすすめがあれば教えてください~。

推しポイントは白い耳と後ろ髪です。

うすうす感じとられているか、ダイレクトマーケティングだと思われているかわかりませんが、デーモン閣下をそれはもう推しています。

デーモン閣下とは?」って人は前の記事やウィキを見てください。

 

izayoi1226.hatenablog.com

 

ところで閣下ってtwitterやってないんですよね。

他の構成員はやっている方もいらっしゃるのに(ルーク篁さんのアカウントは女子力が異様に高くておすすめです)。ブログもごくたまに、本当に言いたいことがあるんだろうなあというときにしか、更新されません。

閣下にとって「日常」を呟くということは、悪魔である自身を否定することにもなるのだと思います。

閣下の地上での行いは全て、世を忍ぶ仮のものなのです。「どこで誰とご飯を食べた」とか「どこに行った」というのも、つぶやいて特定されたら積み上げたものぶっ壊すことになってしまうのです……。

閣下はやたらと世を忍ぶ仮の姿で「オレ、実はデーモンなんだよね……」などと言えません。

www.buzzfeed.com

☝こちらを読んでいただければわかるのですが、うかうかと病院にも行けないのです。
テレビやライヴに出ている悪魔の閣下以外、閣下ではないのです。


閣下は「自分が最も恐ろしいことは、人間の姿を見られて『デーモンってこんなやつなのか』と言われてしまうこと」というようなことを著書で仰っていました。

悪魔として生きることへの風当たりの強さも並大抵のものではないのに、そこまでの覚悟の上で活動しているなんて……

SNSでやらかすアイドルよりよほどアイドルじゃないですか?(アイドルのやらかしについてはよく知らないですが)

尊すぎてわけわかめです。

 

 

いや本当に聖飢魔IIってコンセプトがしっかりしてるんですよ。

今は閣下以外の構成員は人間として活動してるんですけど、解散まではソロ活動でも悪魔の姿で徹底していまして。

 

ここでコンセプトがしっかりしてないバンドの話をしたいんですけど、「三宅裕司いかすバンド天国」に出場したことで一時的にブレイクしたカブキロックスっていうバンドがあるんですよ。

 

www.youtube.com

☝いろいろつっこみたいのはわかります。

この人たち元禄からタイムスリップしてきた設定なんですけど、知識もないまま中途半端な設定づけをしただけの集団でぶれぶれだったんですね。

(例:元禄生まれってことは何歳?と言われても、とっさに計算して返事することができない)

 

 

で、20周年記念シングル収録曲のPVがこれです。

www.youtube.com


カブキでもロックでもなくない?と戸惑うしかありません。

このおじさんがボーカルの方なんですけど、回想シーンも「いや、あなた若い頃カブキでロックしてたのでは?」って感じで。

すっぴんを公開してたりメイクはマイクと割り切ってたりするバンドはいくらでもあるとはいえ、自分に求められてることは考えような!という気持ちです。

 

 

聖飢魔IIのアカウントはあるしイベントの情報には困りませんが、更新の頻度やチェックする手間などを考えると、閣下のtwitterアカウント欲しいなあと思ってしまうんですよ~。